TikTokで見る再生回数とTikTok広告マネージャーの広告管理画面の再生回数が違う?その理由と正しい見方を解説

TikTokで見る再生回数とTikTok広告マネージャーの広告管理画面の再生回数が違う?その理由と正しい見方を解説

TikTok広告を運用していると、「TikTokアプリで見た再生回数」と「TikTok広告マネージャーで見た再生回数」が違っていて戸惑ったことはありませんか?

実はこれ、多くの広告主さんが抱える疑問なんです。この違いには明確な理由があり、それを理解することは広告の効果を正しく測定する上で非常に重要です。

今回は、TikTokアプリと広告管理画面で再生回数が異なる理由と、その意味について詳しく解説します。

目次

なぜ再生数が違うの?TikTokアプリ vs TikTok広告マネージャー

結論、TikTokアプリとTikTok広告マネージャーの管理画面では、「再生回数」の数え方が異なります。TikTokの再生数には、主に以下の2つがあります。

再生数の種類内容
TikTokアプリ上の再生数投稿動画がTikTok上で再生された合計数(オーガニック+広告)
※広告による再生数が全て反映されているわけではない
TikTok広告マネージャーの再生数広告として表示・再生された数のみ(オーガニックを含まない)

つまり、TikTokアプリで見られる再生数は「オーガニック+広告の再生数」であり、広告マネージャーは「広告経由の再生数のみ」を示しているという違いがあります。

ただし、TikTokアプリの再生数は、広告による再生数がすべてそこに合算されているわけではない可能性があります。どうしてもズレが発生します。

再生回数の定義にも違いがある

項目TikTokアプリTikTok広告マネージャー
カウントの基準一瞬でも表示されればカウント通常2秒以上の再生でカウントされる
カウントされる対象フォロワー・検索・レコメンドなどすべて広告として表示されたもののみ
集計タイミングほぼリアルタイム最大24時間ほど遅延することも

TikTokアプリ(オーガニック投稿)の再生数

TikTokアプリ上で表示される再生数は、一般的に動画が表示された時点でカウントされる傾向があります。ユーザーがスクロールして動画がほんの少しでも表示されれば、それが1回とカウントされる場合があります。

また、同じユーザーが繰り返し視聴した場合も、再生数に加算されることがあります(ただし、短時間の連続再生では1回とカウントされることもあります)。

TikTok広告管理画面の再生数

広告管理画面で表示される「再生数」は、広告の目的や設定された指標に基づいてカウントされます。 例えば、「2秒動画再生数」や「6秒動画再生数」といった指標があります。

これらは、ユーザーが広告動画を一定の時間(2秒や6秒)以上視聴した場合にカウントされます。また、リプレイ(同じユーザーが繰り返し視聴すること)はカウントから除外されることが多いです。

さらに、TikTok広告では、広告がターゲットユーザーの「フィードに表示された回数(インプレッション)」が非常に重視されます。たとえユーザーがすぐにスクロールしたとしても、広告がフィードに表示されれば「インプレッション」としてはカウントされます。

そして、そのインプレッションの中から、設定された条件(2秒以上視聴など)を満たしたものが「再生数」として計上されます。

Spark Ads(投稿連携型広告)の場合は特に注意!

多くの企業が使用する「Spark Ads」は、TikTokの実際の投稿を広告として使用する仕組みです。この場合、広告による再生も、オーガニックと同じく投稿動画の再生数に加算されます。

  • アプリで表示される「再生回数」は、広告+オーガニックの合算値
  • 広告マネージャーで表示される再生回数は、広告経由のみ

となり、数値に大きなギャップが生まれやすくなります。

どの数値をKPIにするべき?

TikTok広告の成果を判断する上では、TikTok広告管理画面のデータをKPIに設定しましょう。

  • 2秒動画再生数
  • 6秒動画再生数
  • 最後まで再生された回数(100%視聴)
  • クリック数・インプレッション数

上記のような具体的な指標を確認することが重要です。これらの指標は、あなたの広告が狙ったターゲット層にどれだけ効率的にリーチし、関心を持たれて視聴されたかを示す、より信頼性の高いデータだからです。

まとめ

TikTokアプリとTikTok広告マネージャーの広告管理画面で再生回数が異なるのは、それぞれの「再生回数」の定義と目的が違うためです。広告の効果を正しく測定し、今後の戦略を立てるためには、広告管理画面の詳細な指標を分析することが不可欠です。

もし「うちの広告って、どの再生回数を一番重視すればいいんだろう?」と疑問に感じたら、ぜひTikTok広告の専門家や、デジタルマーケティングの担当者に相談してみてください。適切な指標を追うことで、あなたのTikTok広告はさらに大きな成果を上げられるはずです。

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この記事を書いた人

澤原貴幸のアバター 澤原貴幸 代表取締役

株式会社IMAKONOの代表取締役社長。デジタル広告運用やSNS運用の実績が豊富で、企業の課題に合わせた「成果につながるプランニング」が強み。SNS運用では、戦略設計からコンテンツ制作、分析改善までを一貫してサポート。
現場で培ったノウハウや最新のマーケティングトレンドをわかりやすく発信しています。

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