【Meta広告】EC担当者必見!簡単にできるカゴ落ちユーザーを狙った広告配信方法

【Meta広告】EC担当者必見!簡単にできるカゴ落ちユーザーを狙った広告配信方法

ネットショップを運営していると、「商品をカートに入れたのに購入されなかった」という経験は多いのではないでしょうか。そんな“カゴ落ちユーザー”にもう一度アプローチできるのが、Meta広告(Facebook・Instagram広告)のリターゲティング機能です。

Meta広告では、サイトに設置したピクセルデータをもとに「カートに入れたけど購入しなかったユーザー」だけを自動で抽出し、再び広告を配信することができます。この仕組みを使えば、購入意欲の高いユーザーに効率よくアプローチし、成果を大きく伸ばすことが可能です。

この記事では、Meta広告でカゴ落ちユーザーに広告を配信する具体的な設定手順を、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

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なぜカゴ落ちユーザーを狙うのか?

なぜカゴ落ちユーザーを狙うのか?

ECサイトでいう「カゴ落ち」とは、ユーザーが商品をカートに入れたものの、購入手続き(決済)まで完了しなかった状態を指します。つまり、カゴ落ちユーザーは、購入直前まで検討していた見込み度の非常に高いユーザーです。

当社でもこのカゴ落ちユーザーへのリターゲティング施策を実施した結果、他の配信より2〜3倍のCVR(購入率)を記録するケースが多く見られます。

「あと少しで購入する予定だった」「時間がなくて離脱した」など、購入を妨げた理由は些細なことが多いものです。そのため、適切なタイミングで再アプローチするだけで成果が大きく変わります。

カゴ落ちユーザーの配信に必要な準備

Meta広告(Facebook・Instagram広告)でカゴ落ちユーザーへの配信を行うためには、以下の2つを準備します。

Metaピクセルの設置

Metaピクセルとは、サイト訪問者の行動を計測し、広告配信に活用するためのタグです。

ピクセルを埋め込むことで、「誰が商品を見たのか」「誰がカートに入れたのか」「誰が購入まで完了したのか」を自動的に追跡できます。商品ページ・カートページ・購入完了ページなどにMetaピクセルを設置し、ユーザー行動を計測できるようにします。

もしワードプレスやShopifyなどのCMSを使っている場合は、管理画面からピクセルを簡単に設定できます。

イベント設定の確認

次に重要なのが、イベント設定です。ピクセルを設置しただけでは、ユーザーの具体的な行動(カート追加や購入など)は把握できません。Meta広告では「イベント」を使って、その行動を識別します。

カゴ落ちユーザーを抽出するためには「AddToCart(カート追加)」と「Purchase(購入)」のイベントを設定しましょう。※「Purchase(購入)」のみでも設定することは可能です。

これにより、「カート追加したけど購入していない」ユーザーを正確に抽出できます。

カタログ(商品フィード)の設定

複数商品を扱っているECサイトの場合は、Metaカタログの設定も必須です。これは、サイト上の商品データ(画像・価格・在庫など)をMetaに連携する仕組みで、リターゲティング広告の際に「ユーザーが見た商品そのもの」を広告として自動表示できるようになります。

この設定をしておくと、たとえば「昨日カートに入れたあの商品が、翌日Instagramのフィード広告に表示される」といった“動的広告(Dynamic Ads)”を実現できます。カタログ設定は一度行えば自動的に更新されるため、運用負担もほとんどありません。

かご落ち専用のカスタムオーディエンスの設定方法

まずはカスタムオーディエンスを作成します。※Metaピクセルの設定は必須になります。

「オーディエンス」→「 オーディションを作成」ボタンをクリック。その中の「カスタムオーディエンス」を選択します。

カスタムオーディエンスのソースは、自分のソースの「ウェブサイト」を選択します。

対象のピクセルを選択しましょう。イベントは、「特定のウェブページにアクセスした人」を選択します。
※「AddToCart(カート追加)」のイベントを設定している場合は、イベントの「AddToCart」を設定してください。

オーディエンスリテンションは、最長の「180日」を設定します。

オーディエンスリテンションとは
指定したウェブサイトトラフィックの条件を満たしたアカウントセンター内アカウントがオーディエンスにとどまる日数を入力してください。再度条件を満たさない限り、この期間を過ぎるとオーディエンスから削除されます。

引用:Meta広告

URLは、「含む」を選択して、対象のECサイトの「カートページのパーマリンク」を設定しましょう。

このままでは購入した人にも配信されてしまいます。今回は、カートに商品を追加してページを離脱してしまった人に対してのみ配信を行いたいので、購入したユーザーを除外登録を行います。

「除外」ボタンをクリックすることで除外ユーザーを設定できます。先ほどと同じく「対象のピクセル」を選択します。イベントは購入にあたる「Purchase」を選択します。オーディエンスリテンションは、先ほどと同じく180日を設定します。こちらで設定は完了です。

カゴ落ちユーザー専用のクリエイティブを作成する

カゴ落ちユーザーに対しては、「思い出してもらう」ことを目的としたクリエイティブを用意しましょう。以下のような訴求が効果的です。

  • 「今なら送料無料」
  • 「◯◯円OFFクーポン配布中」
  • 「購入をお忘れではありませんか?」

また、「Advantage+ カタログ広告」を使えば、ユーザーに適した商品が自動で表示できます。ECサイトを運営しているなら、カタログ設定をしておくと日々自動でリターゲティングが実行されるため非常に便利です。

まとめ

カゴ落ちユーザーへのリターゲティングは、低コストで高い成果が期待できる定番のEC施策です。Meta広告なら、配信設定も簡単で、初心者でもすぐに実践できます。

一度Metaピクセルとイベントを正しく設定しておけば、自動的に「購入を迷ったユーザー」へ広告を配信し続ける仕組みが完成します。購入直前で離脱したユーザーにもう一度思い出してもらうだけで、コンバージョン率を大きく改善することができます。

もし「カゴ落ちユーザーへの配信を始めたい」「設定の仕方がわからない」といったお悩みがありましたら、株式会社IMAKONOでは導入から運用まで一気通貫でサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

澤原貴幸のアバター 澤原貴幸 代表取締役

株式会社IMAKONOの代表取締役社長。デジタル広告運用やSNS運用の実績が豊富で、企業の課題に合わせた「成果につながるプランニング」が強み。SNS運用では、戦略設計からコンテンツ制作、分析改善までを一貫してサポート。
現場で培ったノウハウや最新のマーケティングトレンドをわかりやすく発信しています。

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