【GA4】GoogleアナリティクスでAIツールからの流入を確認する方法

2024年以降、検索結果に「Google AI Overviews」が導入され、AIによる回答が検索の上部に表示されるようになりました。また2025年9月9日には、Google検索に「AIモード」が日本にも導入されました。これにより従来の検索結果よりもAI経由でユーザーがサイトを訪れる機会が増えつつあります。
さらに、ChatGPTやPerplexityといったAIツールから直接サイトにアクセスするケースも増加中です。そこで今回は、Googleアナリティクス(GA4)を使った「AIからの流入を確認する方法」を解説します。
GA4でのAIツールからの流入確認の手順
AIツールからの流入は、GA4の標準レポートで簡単に確認できます。
- GA4にログイン
- 左側メニューの 「レポート」 をクリック
- 「集客」 → 「トラフィック獲得」 を選択
- 表示される表のディメンションを 「参照元/メディア」 に切り替える
これで、AIツールを含めた流入元ごとの セッション数やユーザー数 を把握できます。
各AIツールの流入表示例
実際にAIツールから流入がある場合は、GA4のセッションの参照元に以下のように表示されます。
AIツール | 参照元 |
---|---|
ChatGPT | chatgpt.com / referral |
Gemini | gemini.google.com / referral |
Perplexity AI | perplexity.ai / referral |
この形式で記録されていれば、AI経由のアクセスが発生していることがわかります。下記画像のように「gemini」と検索窓に入れてみましょう。geminiから流入があった際は、下記のように表示されます。

「ChatGPT」や「Perplexity AI」を調べたい場合は、同じように検索窓に入れてもらえればOKです!
AI OverviewsとAIツール流入の重要性
Google検索に「AI Overviews」や「AIモード」が導入されたことで、従来の「検索1位=アクセス増加」という図式が変わりつつあります。AIの回答にWebサイトが表示されるため、ユーザーがそのままAI経由でサイトに訪れる可能性が高まっています。
したがって今後は、AIに引用されやすいコンテンツ作り や、AIツールからの流入状況の把握が重要なマーケティング施策となります。
まずはGA4を使って、自社サイトにどの程度AI経由のアクセスがあるか確認してみましょう。もしAIツールからの流入が確認できれば、コンテンツの最適化やAI検索対策を進めることで、新しい集客チャネルを強化できます。
まとめ|AIツールからのアクセスデータを確認しよう
今回は、Googleアナリティクス(GA4)を使った、AIからのアクセス流入の確認方法をご紹介しました。下記が今回のまとめになります。
- GA4では「参照元/メディア」でAIツール経由の流入を確認可能
- ChatGPTやGemini、PerplexityなどのAIツールは「referral」として記録される
- 「Google AI Overviews」や「AIモード」の登場で、今後はAI検索経由のアクセスがより重要になる。
AI時代の検索行動に備えて、ぜひ自社サイトのアクセスデータをチェックしてみてください。