インスタ広告の支払い方法まとめ|タイミング・設定・トラブルまで解説

インスタ広告の支払い方法まとめ|タイミング・設定・トラブルまで解説

「広告は配信できたのに、なぜか停止された」「いつ請求されるのか分からない」そんな支払い関連のトラブルでつまずくマーケティング担当者は少なくありません。インスタ広告はMeta広告マネージャを通して配信・決済されるため、支払いに関する仕組みを理解しておかないと、広告配信が停止するリスクがあります。

本記事では、インスタ広告における支払い方法の基本から設定手順、タイミング、配信前に必ず確認しておくべきポイントを解説します。なぜ止まったのか?その原因と対処を理解し、運用に集中できるようにしましょう。

目次

インスタ広告の支払い方法と設定手順

インスタ広告を配信するには事前に支払い方法をきちんと登録し、設定を済ませておくとスムーズに配信が始められます。ここでは、利用可能な支払い手段と設定手順を解説します。

利用できる支払い方法

利用できる支払い方法

インスタ広告の配信・課金はMeta広告マネージャを通じて行われます。利用可能な支払い手段は以下の通りです。

  • クレジットカードまたはデビットカード:American Express、Discover、Mastercard、Visa、JCB
  • PayPal
  • 銀行口座:対応している国での口座引き落とし
  • 現地の手動支払い方法:対応している国と通貨で利用可能

引用:Meta広告で利用できる支払い方法

基本的にはクレジットカードかPayPalによる即時決済方式が主流です。カードは本人名義の有効なものを使えば、不要なエラーや停止を未然に防げます。

支払い設定の手順

支払い設定の手順

支払い設定は、Meta広告マネージャで以下の手順で行います。

  1. Meta広告マネージャーで、[請求と支払い]の[支払い設定]に移動します。
  2. [支払い方法]で、[支払い方法を追加]をクリックします。
  3. 追加する支払い方法を選択し、[次へ]をクリックします。
  4. 支払い方法の詳細を入力し、[保存]をクリックします。

引用:既存の広告アカウントに支払い方法を追加する

設定が終われば、支払い方法は広告アカウントに自動で反映されます。ただし、複数の広告アカウントを運用している場合は、紐づけミスに注意してください。また、初回は小額の広告配信で正常に決済が通るかをテストしておくと、あとで慌てずに済みます。

支払いタイミングの違いに注意!2つの支払い方法を解説

インスタ広告には「自動請求」と「利用可能残高」の2つの方法があります。Meta公式では、以下のように説明されています。

  • 自動請求:支払い単位額と呼ばれる一定の消化金額に達したときに自動的に請求されます。残りの料金がある場合は、毎月の請求日にも請求されます。この方法は、PayPalや主要なクレジットカード、デビットカードで支払うときに使用されます。
  • 利用可能残高:事前に広告を購入するための資金をアカウントに追加しておきます。その金額から広告料金が差し引かれます。この方法は、利用可能残高やクレジットカード、デビットカードで支払うときに使用されます。利用可能残高の場合、通常、支払い単位額はありません(アカウントが自動請求と利用可能残高の両方に設定されている場合を除きます)。

引用:Metaの広告料金の請求のしくみ

基本的には自動請求が初期設定ですが、企業や広告代理店などで支払い管理を厳密にしたい場合は、利用可能残高を併用するケースもあります。

どちらが有利かは広告主の運用体制や経理処理によって異なります。請求トラブルを避けたい場合は利用可能残高も視野に入れましょう。

広告配信が停止したら?未払い残高の精算で復旧可能

支払いエラーが原因で配信がストップしても、未払い分を精算すれば再開できることがほとんどです。未払い残高の支払いが完了するまでは広告が停止され、それ以上の料金は計上されません。

未払金の支払い完了後、アクティブな広告やスケジュール設定された広告は再開します。今後、広告配信が停止しないようにカードの限度額の確認や、予備の支払い方法を設定しておくのがおすすめです。

よくあるトラブルと対処法

インスタ広告の運用では、支払い設定の不備が原因で配信停止するケースも見られます。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を紹介します。

クレジットカードが拒否される・登録できない

広告マネージャーで「カード情報が登録できない」「エラーが出る」といったケースは、以下の原因が考えられます。

  • 有効期限切れ・名義不一致
  • 海外決済非対応のカード(Meta社は海外法人)
  • 利用限度額超過
  • カード会社によるセキュリティブロック

こうした場合は何度も試すよりもカード会社やMetaヘルプに早めに確認することで、復旧までの時間を短縮できます。

支払いエラーで広告配信が止まる理由と対処法

支払いミスがあると、広告は自動で停止されます。よくあるパターンは以下の通りです。

  • 前回の請求に失敗し、支払い未完了の状態が継続
  • 登録カードが期限切れになっていた
  • 支払い設定が誤って削除されていた

上記の問題が原因の場合、支払い画面からステータスを確認し、未払いの請求があれば早急に決済しましょう。また、支払い方法を変えた直後は、広告が一時的に止まることもあるので要注意です。そのため、広告配信の設定も確認しておくと安心です。

支払い方法・タイミングを理解して、配信トラブルを未然に防ごう

インスタ広告の効果を最大化するには、配信設定だけでなく「支払い管理」も欠かせません。とくに初めて広告運用を任された新卒担当者にとっては、設定ミスやカードエラーで広告が止まる事態は避けたいところです

本記事で紹介した支払い手段・タイミング・トラブル回避のチェックポイントを参考に、配信前に設定を確認しておけば、あとで慌てずに済みます。支払い周りでつまずかなければ、肝心のクリエイティブや運用に集中できます。

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この記事を書いた人

2023年よりWebライター開始。業務委託として某有名SEOコンサルの会社で記事執筆を担当。とくにSEO記事の経験が多く、上位記事も複数あり。検索意図の汲み取りを得意とし、読者の悩みを的確に解決することを心がけて記事を執筆しています。

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