【要注意】Meta広告の「関連メディア」による自動配信に気をつけよう!Instagram広告とFacebook広告の運用者は確認必須

Meta広告(Instagram広告/Facebook広告)で広告を配信する場合、「関連メディア」という機能が自動でオンになっていることがあります。この設定を知らないまま配信を開始すると、意図していない別の広告バナーや広告動画が広告として表示されてしまう可能性があるため、広告運用者は注意しましょう。
「関連メディア」とは?
関連メディアとは、選択した広告クリエイティブに関連する別のクリエイティブをMeta側が自動で検出し、広告配信に含める機能です。たとえば、同じアカウントの過去の広告バナーや広告動画を「関連メディア」として自動的に表示・配信することがあります。
Meta広告公式:関連メディアについて
つまり、意図したクリエイティブだけを広告に使うつもりでも、Meta側の判断で別の動画や画像がセットで配信される可能性があります。この機能がオンになっていると、下記のようなトラブルが起こることがあります。
- まったく別の投稿が広告に使われてしまう
- 古いキャンペーン用の投稿が再び配信される
- デザインや文言のトンマナがずれる
- 広告の意図と異なる内容が表示される
特に代理店運用の場合、クライアントが承認していない広告バナーが広告に使われてしまうリスクがあり、ブランド管理上も非常に危険です。
関連メディアをオフにする設定手順
Meta広告マネージャの「広告」設定画面で操作します。入稿時に自動で「関連メディア」がオンになっていることがあるため、配信前に必ず確認することが大切です。
また、「関連メディア」をオフにした広告を複製しても、再びオンに切り替わっているケースがあるため、複製後も必ずチェックしましょう。

関連メディアの「編集」をクリックします。

赤枠の「関連するメディア」を追加をオフにしましょう。

赤枠に「この広告では0件のメディアが使用されています」と表示されていれば、関連メディアが正しくオフになっている状態です。
Meta広告では、「関連メディアを活用するとコンバージョン率が向上する可能性がある」といった案内が表示されますが、実際にはどのクリエイティブが表示されるかを完全に把握できないため、リスクが高い設定といえます。
そのため、基本的には「オフ」にしておくことをおすすめします。
まとめ
Meta広告(Instagram広告/Facebook広告)の「関連メディア」は一見便利なように見えますが、自動的に別の投稿を広告素材として利用してしまうリスクがあります。
特に広告代理店やブランド運用を行う方は、投稿選択時に「関連メディアを含める」の停止になっているかを確認しましょう。意図しないクリエイティブ配信を防ぐことで、ブランドの信頼と広告品質を守ることができます。