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飲食店のSNS集客方法|媒体選びと来店につなげるコツ

飲食店のSNS集客方法|媒体選びと来店につなげるコツ

飲食店のSNS集客では、投稿から予約・来店・再来店までの流れを整えることが大切です。料理の写真に反応があっても、場所や予約方法がわからなければ来店にはつながりません。

まずは新規集客にInstagram、再来店にLINE公式アカウントを候補にしましょう。動画を継続して作れる店はTikTokも検討し、来店客の利用状況に合わせて選びます。

この記事では、媒体の選び方から業態別の活用法、投稿例、予約導線、効果測定まで、少人数の飲食店で実践できる手順を紹介します。

目次

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  • 初期設定支援:アカウント・計測・配信環境を整備
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飲食店のSNS集客は何から始める?

飲食店のSNS集客は何から始める?

SNSのアカウントを作る前に決めておきたいのは、「何のためにSNSを使うのか」「誰に来てほしいのか」「SNSより先に整えるべき集客経路はないか」の3点です。

新規集客・再来店など目的を決める

飲食店がSNSで達成したい目的は、主に次の5つに分かれます。

  • 新規客に知ってもらう
  • 予約を増やす
  • 一度来た客の再来店を促す
  • 空いている曜日や時間帯を埋める
  • 宴会やテイクアウトなど特定の商品を売る

売上を「実顧客数×平均来店頻度×客単価」に分け、自店の課題を確認しましょう。実顧客数は、同じ期間内に来店した人を重複なく数えた人数です。

目的は1〜2個に絞りましょう。「3カ月で平日ディナーの予約を増やす」のように期間と時間帯まで決めると、投稿内容と評価する数字が明確になります。

商圏と来店客からターゲットを絞る

飲食店のSNSで届けるべき相手は、実際に来店できる範囲にいる人です。対象は業態や立地によって次のように変わります。

  • ランチ中心の店:職場や自宅が近い人
  • 駅前の居酒屋:沿線の利用者
  • 観光地の店:旅行前に行き先を調べる人

ターゲットは、予約台帳やPOSレジのデータ、スタッフの接客経験から、曜日・時間帯・人数・利用目的を洗い出して決めます。

「20代女性」のような属性だけでは投稿内容が決まりません。「仕事帰りに2人で軽く飲みたい30代の会社員」「週末に子連れでランチできる店を探す家族」のように、利用シーンまで言語化しましょう。

シーンが決まると、見せるべき写真(カウンター席か個室か)や書くべき情報(駅からの距離、子ども用メニューの有無)も明確になります。投稿には店名・最寄駅・エリア名を入れ、商圏内の人に見つけてもらえるようにします。

SNSより地図検索を優先する場合

業態によっては、SNSより先にGoogleマップの店舗情報を整えるべきケースがあります。たとえば「近くのラーメン」「駅名+ランチ」のように、その場で検索して来店を決めやすい業態です。出張客や観光客など、通りがかりの来店が多い店も当てはまります。

Googleマップに表示される店舗情報は、無料のGoogleビジネスプロフィールで管理します。オーナー確認を済ませると、営業時間やメニュー、写真を更新できるほか、予約ページへのリンクも設定できます。

飲食店におすすめのSNS5選|目的に合わせた選び方

飲食店におすすめのSNSと選び方

飲食店で使われる主なSNSは、Instagram、TikTok、LINE公式アカウント、X、Facebookです。すべてを運用する必要はありません。

少人数の店舗なら、新規客に見つけてもらう媒体と、来店客とつながる媒体を1つずつ選ぶと運用しやすくなります。

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媒体 主な役割 向いている目的 運用負担の目安 注意点
Instagram 料理・店内を写真と動画で見せる 新規認知、予約検討 中(撮影が必要) 予約導線がないと見て終わりになりやすい
TikTok 短尺動画でフォロワー以外にも届ける 新規認知 高(動画の企画・編集) 商圏外の人に届くことも多い
LINE公式アカウント 友だちに直接メッセージを届ける 再来店、閑散時間帯の集客 低〜中 配信通数に応じて費用がかかる
X 当日の情報をすばやく届ける 空席・売り切れ・臨時休業の告知 低 情報が流れやすく、言葉選びに注意が必要
Facebook 地域や知人とのつながりを生かす 地域交流、宴会・団体客 低 自店の客が利用しているか確認が必要

Instagram:料理・店内の魅力を伝える

Instagramは、料理や店内の雰囲気を写真・動画で伝えたい店に向いています。位置情報やおすすめ表示などから知ってもらい、保存した投稿を来店候補として見返してもらう使い方ができます。

アカウントの目的設定からプロフィール・投稿内容を順に整えたい方は、Instagram運用の始め方と成果につなげる手順も参考にしてください。

TikTok:動画から認知を広げる

TikTokは、フォロワーが少ないアカウントでも、動画の内容によってはおすすめ表示から多くの人に届く可能性がある媒体です。

鉄板で肉が焼ける音、チーズが伸びる瞬間、大盛りの盛り付けなど、動きと音で魅力が伝わる料理と相性が良い傾向があります。調理工程や店主の人柄が伝わる動画も、店を覚えてもらうきっかけになります。

再生回数が多くても、商圏外の視聴者ばかりでは来店につながりません。動画内や説明文に店名・最寄駅・エリア名を入れ、「行ける店」だと判断できるようにしましょう。

LINE:既存顧客の再来店を促す

LINE公式アカウントは、来店客の再来店を促す媒体です。友だちに新メニューやクーポン、空席のある日の案内を届けられます。

紙のポイントカードの代わりになるショップカード機能もあります。料金プランは2026年10月時点で次の3つです。

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プラン 月額(税別) 無料メッセージ通数
コミュニケーションプラン 0円 200通
ライトプラン 5,000円 5,000通
スタンダードプラン 15,000円 30,000通

一斉配信の通数は、基本的に「配信回数×配信した友だちの数」で数えます。友だちが100人なら、無料プランで送れる一斉配信は月2回が目安です。1対1のチャットや自動応答メッセージは通数に含まれません。料金とカウント方法は、LINE公式アカウントの公式料金ページでも確認できます。

X・Facebook:限定情報と地域交流

Xの特徴は、投稿がリアルタイムで流れていく即時性です。「本日空席あり」「限定メニュー残りわずか」「台風のため臨時休業」など、当日しか価値のない情報を届けるのに向いています。

Facebookは実名登録が基本で、地域の知人や取引先とのつながりを生かしやすい媒体です。地域の会合や法人の宴会、団体利用を狙う店では、実際の来店客や地域団体がFacebookを使っているか確認してから取り入れましょう。

業態別に考える飲食店のSNS集客

業態別に考える飲食店のSNS集客

媒体は、自店の客が店を選ぶときに確認する情報を基準に選びましょう。業態ごとの考え方を以下にまとめます。

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業態 主な来店動機 優先しやすい媒体 重視する導線
カフェ・スイーツ店 空間・体験・季節限定 Instagram、LINE 混雑状況、席の情報
居酒屋・焼肉店 予約・宴会・記念日 Instagram、LINE、X 予約ページ、コース情報
ランチ・テイクアウト 近さ・価格・早さ Googleマップ、LINE、X 当日メニュー、事前注文

カフェ・スイーツ店:利用シーンを見せる

投稿では、ケーキの写真に加えて、利用シーンが想像できる写真を用意しましょう。窓際の席で読書する様子、友人と並んで座れるソファ席、記念日向けのメッセージプレートなどが例です。

来店前に気にされやすいのは、次のような点です。

  • 混雑状況
  • 一人で入りやすいか
  • 作業できるか(電源・Wi-Fi・滞在時間の目安)
  • 写真撮影ができるか

季節限定メニューは発売日と終了日を明記し、「発売前の告知」「発売日」「残り期間が少なくなった時期」の3回に分けて発信すると、来店のきっかけを複数回つくれます。

人気店では「せっかく来たのに満席」が不満につながるため、ストーリーズで当日の待ち状況を伝える工夫も有効です。

居酒屋・焼肉店:予約や宴会を促す

居酒屋や焼肉店は、人数・予算・日時が決まった状態で店を探す人が多く、予約までの導線が成果を左右します。特に宴会では、幹事が「参加者に説明できる情報」を求めています。

次の情報をまとめた投稿を作り、プロフィールに固定しておきましょう。

  • コースの内容と価格
  • 飲み放題の時間と品目
  • 個室や貸切の可否
  • 収容人数
  • 駅からの距離

歓送迎会や忘年会などの宴会シーズンには、幹事が早めに店を探し始めます。告知はシーズン直前ではなく、余裕を持って始めることが欠かせません。個室の写真には何名まで入れるかを添え、予約ページへのリンクを必ず案内します。

ランチ・テイクアウト:近隣客を呼ぶ

ランチやテイクアウト中心の店は、近隣で働く人や住む人が繰り返し利用する業態です。遠くの人に知られるより、徒歩圏内の人に「今日の昼はここにしよう」と思ってもらうことが目標になります。

Googleマップの店舗情報を最優先で整え、営業時間、ランチの提供時間、価格、テイクアウトの可否を正確に載せましょう。

SNSでは、日替わりメニューや当日の売り切れ情報を、昼食の店を決める前の時間帯に発信すると判断材料になります。Instagramのストーリーズや Xは、写真1枚と短い文章で済むため、仕込みの合間でも続けやすい媒体です。

テイクアウトでは、電話やLINEでの事前注文、受け取り場所、待ち時間の目安を明記しましょう。昼休みが限られた客でも利用しやすくなります。

飲食店のSNS運用を始める手順

飲食店のSNS運用を始める手順

投稿を始める前に、プロフィール・撮影素材・初月の運用計画を準備しましょう。

来店につながるプロフィールを整える

プロフィールには、どんな店か・場所・利用方法をまとめます。

最低限、次の項目を確認しましょう。

  • 表示名に店名と業態・エリアを入れる(例:「○○食堂|△△駅 定食」)
  • 自己紹介に最寄駅と徒歩分数、営業時間、定休日、予算の目安を書く
  • 予約ページへのリンクを1番目に設定する
  • Googleマップへのリンクと電話番号を載せる
  • テイクアウトや貸切など、対応しているサービスを明記する

InstagramやTikTokは、ビジネス向けのアカウントに切り替えると、投稿ごとのリーチや閲覧数などの分析データを確認できます。アイコンには、小さく表示されても判別しやすいロゴか看板料理の写真を使いましょう。

撮影する素材と投稿テーマを決める

毎回ネタを探さずに済むよう、撮影素材と投稿テーマを先に決めましょう。

素材は、次のような種類に分けてストックします。

  • 看板メニュー
  • 季節限定メニュー
  • 調理や仕込みの様子
  • 店内と席
  • 外観と入口
  • スタッフ
  • 食材の産地や生産者

投稿テーマは「メニュー紹介」「利用シーン」「店の人・こだわり」「お知らせ」など3〜4本の柱を決め、順番に回すと内容の偏りを防げます。

素材がそろったら、写真・リール・ストーリーズの使い分けを決めましょう。投稿の見せ方や改善のポイントは、Instagram運用のコツと集客に生かす実践ポイントで詳しく解説しています。

初月の運用計画と担当を決める

初月は、成果を出すことより「無理なく続けられる型」をつくる期間と考えましょう。次の計画は、少人数の店舗を想定した一例です。

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時期 主な作業
1週目 プロフィールとGoogleビジネスプロフィールを整え、撮影素材をまとめて撮る
2週目 投稿を開始し、店内にLINE公式アカウントの友だち追加用POPを設置する
3週目 投稿ごとの反応と、予約・来店のきっかけの記録を始める
4週目 1カ月の数字を振り返り、翌月の投稿テーマと頻度を見直す

投稿頻度は、週2〜3回など繁忙期でも続けられる回数から始めましょう。

「撮影」「投稿作成」「返信」「数字の記録」の担当と作業時間を決めます。アルバイトスタッフには撮影を任せるなど、店主一人に集中させないようにしましょう。

飲食店のSNS投稿の作り方|新規客・予約検討客・常連客別

飲食店で来店につながる投稿の作り方

新規客には選ぶ理由、予約検討客には不安を解消する情報、常連客には再び来る理由を届けましょう。

新規客には料理・価格・利用シーンを伝える

新規客向けの投稿には、料理の魅力・価格・量・利用シーンをセットで載せましょう。

1枚目には看板メニューを大きく写し、画像や投稿の冒頭に店名・エリア・ジャンルを入れます。

投稿文の例:「〇〇駅から徒歩3分。平日ランチは、焼き魚・小鉢・味噌汁付きで1,200円(税込)。お一人でも利用できるカウンター席があります。ランチは11:30〜14:00、火曜定休。場所と本日のメニューはプロフィールからご確認ください。」

これは架空の店舗の例です。自店の価格・営業時間・席の情報に置き換えて使いましょう。予約を受けないランチ店なら、予約リンクではなく地図や混雑しやすい時間帯を案内します。

予約検討客には席・アクセスを見せる

予約を迷っている人には、席やアクセスなど「当日困らない」と判断できる情報を見せましょう。

予約を検討している段階で役立つのは、次のような情報です。

  • 席の種類と人数(カウンター、テーブル、個室、座敷)
  • 駅から店までの道順と入口の外観
  • 駐車場の有無
  • 子ども連れや車いすでの利用可否
  • 支払い方法

これらはハイライトや固定投稿にまとめます。投稿末尾には「予約はプロフィールのリンクから」と案内し、電話予約のみなら番号と受付時間を記載しましょう。

既存客には新商品・限定情報を届ける

常連客には、新メニュー・季節限定・イベントなど「また行く理由」を届けましょう。

ただし、配信が多すぎるとブロックされやすくなります。たとえば月2回程度から始め、ブロック数の推移を見ながら頻度を調整しましょう。

限定情報には、期間と数量を明記します。「今週末まで」「1日10食限定」のように具体的に書くと、来店日を決めるきっかけになります。

口コミやUGCを適切に活用する

UGCとは、来店客がSNSに投稿した写真や感想など、利用者が作成したコンテンツです。

第三者のリアルな声は、来店を検討する人の判断材料になります。店舗のアカウントで紹介する際は、投稿者の許可を得て、アカウント名を明記しましょう。

一方、インフルエンサーに食事を提供して投稿を依頼する場合、店舗の関与の程度などによって広告と判断されることがあります。その場合は「PR」「広告」などの明示が必要です。

広告であることを隠すステルスマーケティングは、2023年10月から景品表示法で規制されており、原則として広告主が対象となります。判断の考え方は消費者庁のステルスマーケティングに関するQ&Aで確認しましょう。

また、Googleマップでは、口コミ投稿や評価の変更と引き換えに割引・無料サービスなどの特典を提供する行為は禁止されています。口コミは特典を条件にせず、率直な感想を募りましょう。詳しくはGoogleマップの投稿ポリシーを確認してください。

SNSから予約・来店につなげる導線

SNSから予約・来店につなげる導線

予約リンク・店舗情報・来店特典・LINE登録を確認し、興味を持った人が行動しやすい導線をつくりましょう。

予約ページへの移動を迷わせない

予約したいと思った人が、数回のタップで予約画面まで進めるかを確認しましょう。

Instagramのプロフィールでは予約ページのリンクを上位に置き、「空席確認・予約」と明記します。実際にスマートフォンでリンクを開き、希望日・人数の選択まで迷わず進めるか確認しましょう。

予約方法が多すぎることも、迷いの原因になります。グルメサイト、自社サイト、電話、DMなど窓口が複数ある場合は、SNSから案内する方法を1つか2つに絞りましょう。

DMでの予約受付は手軽な反面、返信の遅れや見落としによる取りこぼしが起きやすい方法です。営業中に対応できる人がいない店では避けたほうが無難です。

Googleマップと店舗情報を一致させる

特にずれやすい情報は次のとおりです。

  • 営業時間
  • 定休日
  • 臨時休業
  • メニューと価格
  • ラストオーダーの時間

臨時休業や営業時間を変更するときは、SNSとGoogleビジネスプロフィールを同時に更新しましょう。

来店特典の条件と期間を明記する

「投稿を見たと伝えるとドリンク1杯サービス」など、来店のきっかけになる特典も検討できます。利益を圧迫しない内容にし、条件と期間を明記しましょう。利用件数はSNS経由の来店を把握する材料にもなります。

店内でのLINE登録から再来店につなぐ

テーブルのQRコード付きPOPや会計時の声かけで、友だち追加の方法とメリットを伝えましょう。

「次回使えるクーポンをお送りします」など、登録する理由を添えます。友だち追加後は、あいさつメッセージで特典や店舗情報を伝えます。

「来店翌日のお礼」などを自動配信するには、来店履歴と配信を連携させる仕組みが必要です。

友だち追加だけでは来店日はわかりません。来店履歴や興味に応じて配信を出し分けたい場合は、顧客管理との連携や拡張ツールを検討しましょう。

導入が必要なケースは、LINE拡張ツールの必要性とLステップ・エルメの選び方で解説しています。まず標準機能で始め、実現したい配信に不足があるかを確認してください。

SNS集客の効果測定と原因別の改善

SNS集客の効果測定と原因別の改善

成果は予約・来店・再来店の数で確認し、閲覧数やいいね数は改善の手がかりとして使いましょう。

認知・予約・来店を別の指標で測る

来店までの段階ごとに、次の指標を確認します。

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段階 指標の例 確認方法
認知 リーチ数、閲覧数、新規フォロワー数 各SNSの分析画面(インサイト)
興味 プロフィールへのアクセス数、保存数、リンクのタップ数 各SNSの分析画面
予約 SNS経由の予約数、予約完了率(予約ページを開いた人のうち予約を完了した割合) 予約台帳、予約システム、Googleアナリティクス4(GA4)
来店 SNSをきっかけとした来店数 来店時アンケート、特典の利用記録
再来店 再来店率、LINE経由の特典利用数 POSレジ、顧客管理、特典の利用記録

Googleビジネスプロフィールでは、通話やルート検索、Webサイトへのアクセス数を確認できますが、SNS経由の成果を直接示すものではありません。また、通話数やルート検索数は、実際の予約・来店数とは異なります。

予約・来店のSNS経由を記録する

SNSの分析画面でわかるのは、アプリ内での反応までです。実際に何人がSNSを見て予約・来店したかは、店側で記録しなければわかりません。

代表的な記録方法は次のとおりです。

  • 予約フォームに「当店を知ったきっかけ」の選択欄を設ける
  • 媒体ごとに異なる予約URLを用意し、どこから来たかを判別する
  • 電話予約の際に「何をご覧になりましたか」と一言たずねる
  • 来店時のアンケートや「投稿を見た」と伝える特典で来店数を数える

SNSごとの流入を確認するには、予約URLにUTMパラメータを付け、GA4などで流入元を区別します。

ただし、外部の予約サイトでは、自店のGA4で予約完了まで計測できない場合があります。予約サービスの流入元レポートや専用コード、来店時の聞き取りを併用しましょう。リンクのタップ数を、そのまま予約数として数えないことが大切です。

たとえば「Instagramから予約ページに100人が訪問し、5人が予約を完了した」なら予約完了率は5%です。予約後のキャンセルと実来店は別に記録しましょう。週ごとに「媒体・予約ページへの訪問人数・予約完了人数・来店人数・運用時間」を残すと、翌週に直す箇所を決めやすくなります。

反応はあるのに来店しない原因を探る

反応があるのに来店が増えないときは、下表から改善箇所を絞りましょう。

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状況 考えられる原因 改善策
閲覧数は多いが、プロフィールへのアクセスが少ない どの店の投稿か伝わっていない 投稿の冒頭や画像に店名・エリアを入れる
プロフィールへのアクセスは多いが、リンクのタップが少ない 予約方法がわかりにくい 予約リンクを1番目に置き、自己紹介でも案内する
リンクのタップは多いが、予約が少ない 予約ページが使いにくい、空き枠が足りない 予約ページの入力項目や表示される空き枠を確認する
反応のある地域が商圏から遠い 商圏外の人に届いている 地域名・駅名を入れ、近隣向けの投稿を増やす
来店はあるが、2回目につながらない 来店後の接点がない 店内でLINEの友だち追加を案内する

問題が複数ある場合は、予約ページなど来店に近い段階から修正しましょう。

改善策は一度に1つずつ試し、2〜4週間ほど数字の変化を見てから次に移りましょう。何が効いたのかを判断しやすくなります。

運用工数と粗利から継続を判断する

SNS運用は無料で始められますが、撮影や投稿作成、返信にかかる時間もコストです。継続するかどうかは、SNSによる追加来店で得られる粗利と運用費用を比較して判断しましょう。

たとえば、月20時間、時給換算1,500円なら運用人件費は30,000円です。客単価3,000円、粗利率65%の場合、1人あたりの粗利は1,950円となり、人件費の回収には月16人程度の追加来店が必要です。

ただし、広告費や撮影費、割引費用などは含まれていません。また、SNSがなくても来店した客を成果に含めると、効果を過大評価してしまいます。

開始直後は成果が安定せず、再来店によって後から効果が表れる場合もあります。3カ月程度を目安に推移を確認し、運用工数や媒体の見直し、外注の必要性を判断しましょう。

少人数でもSNS運用を続ける方法

少人数でもSNS運用を続ける方法

撮影・投稿をまとめて負担を減らす

月1回、営業前に1〜2時間の撮影時間を確保し、料理や店内の素材をまとめて撮りましょう。

素材を「メニュー」「店内」「調理風景」に分けて共有し、投稿文もまとめて作成します。予約投稿を使い、当日の空席や売り切れだけ随時発信すると負担を抑えられます。

生成AIで企画と文章作成を補助する

ChatGPTなどの生成AIは、SNS運用の負担軽減に役立ちます。月間の投稿カレンダーやキャプション、ハッシュタグの提案、LINE配信文、口コミへの返信文の作成などに活用できます。

例えば「△△駅から徒歩3分の定食屋です。客層は近隣で働く30〜40代の会社員。秋限定のきのこ炊き込みご飯定食(1,100円)を紹介するInstagram投稿文を、親しみやすい口調で150字程度、3案作成してください」と指示すると、店舗に合った文章案を得やすくなります。

公開前に価格・営業時間・アレルギー情報・産地の誤りや誇大表現がないか確認しましょう。顧客の個人情報は入力せず、店の雰囲気に合う文章に直します。

外注・SNS広告を使う条件を決める

自社運用を続けるか外部に任せるかは、感覚ではなく条件で判断します。外注を検討したいのは、次のような状態です。

  • 撮影や動画編集の品質が、競合店と比べて明らかに見劣りする
  • 繁忙期になると運用が止まり、月の作業時間を確保できない
  • 3カ月以上続けても数字が改善せず、原因と対策がわからない

一方で、当日の空席情報、DMやコメントへの返信、店内でのLINE友だち追加の案内など、現場でしかできない作業は自社に残したほうが効率的です。

外注する場合は、戦略設計・撮影・分析など、どこまでを任せるかを先に決めておきましょう。

SNS広告は、開店やリニューアル、宴会シーズンなど、短期間で地域の人に知ってもらいたい時期に向いています。配信地域を店の周辺に絞れるため、商圏内に効率よく届けやすいのが特徴です。

ただし、予約導線が整っていない状態で広告を出しても成果は出にくくなります。プロフィールと予約ページを整えてから検討しましょう。外注予算を決める際は、SNS運用代行の費用相場と予算別に依頼できる範囲を確認しましょう。

Instagramに絞って依頼する場合は、Instagram運用代行の費用と失敗しない選び方を参考に、撮影・投稿・分析がどこまで含まれるかを比べてください。

まとめ|飲食店のSNS集客は来店まで設計する

飲食店のSNS集客は、目的と媒体を決め、予約導線を整えてから投稿を始めると進めやすくなります。まずは自店が無理なく続けられる運用に絞りましょう。

効果はフォロワー数ではなく予約・来店・再来店の数字で確かめ、客が離れている段階から順に改善していきましょう。

媒体選びや投稿づくり、予約につながる導線の改善に迷ったら、IMAKONOにご相談ください。店舗のエリア・業態・客単価・増やしたい来店時間帯をもとに、運用の進め方を検討します。

Instagram運用支援の内容を見る

IMAKONOは累計100件以上の支援実績があります。支援先の売上が前年比250%(2.5倍)に成長した事例もあります。店舗の課題に合わせ、企画・運用・改善を支援します。

この記事を書いた人

中小企業を中心に幅広い業種でマーケティング支援を担当。SEOによる検索流入数の向上やMEOによる店舗集客、Web広告によるCV改善など、数十件以上の施策で成果を実現してきました。その経験をもとに、データに基づいた戦略設計と成果に直結するコンテンツ制作を行っています。

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