TikTok広告の入稿規定は、Non-Spark Ads・Spark Ads・カルーセル広告で異なります。動画広告の条件を画像広告に当てはめたり、通常投稿と広告の仕様を混同したりしないことが、手戻りを減らす第一歩です。
この記事は2026年10月に公式ヘルプを確認し、オークション型インフィード広告とStandard Carouselを中心に整理しています。予約型広告やTikTok Ad Networkなど別の配置には、その形式の仕様を確認してください。
TikTok広告の入稿規定早見表
| 形式 | 主な条件 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| Non-Spark動画 | 縦9:16推奨・540×960px以上/最長10分/500MB以下 | 動画の形式とセーフゾーンも確認 |
| Spark Ads(Pull) | 既存投稿を使用。公式仕様では動画尺の制限なし | 投稿の利用権限、広告ポリシー、入稿画面の条件を確認 |
| Standard Carousel | 画像2〜35枚/JPG・JPEG・PNG | 音楽が必須。1広告につき共通の遷移先URL |
| プロフィール画像 | 98×98px/50KB未満 | 動画やカルーセル画像とは別の規定 |
参照:TikTok公式:オークション型インフィード広告(2026年6月更新)、TikTok公式:カルーセル広告の仕様(2026年9月更新)。規定内でも、広告内容や誘導先の審査が通るとは限りません。
Non-Spark Adsの動画サイズ・尺・容量

| 項目 | 公式仕様 |
|---|---|
| 縦型(推奨) | 9:16、540×960px以上 |
| 横型 | 16:9、960×540px以上 |
| 正方形 | 1:1、640×640px以上 |
| 長さ | 最長10分 |
| 容量 | 500MB以下 |
| 形式 | mp4、mov、mpeg、3gp、avi |
| ビットレート | 516kbps以上 |
最長時間は入稿できる条件であり、おすすめの動画尺ではありません。商品の説明に必要な長さを選び、冒頭で内容が伝わるか、最後まで見なくても要点が分かるかを確認しましょう。短尺・長尺のどちらがよいかは、訴求と配信結果で判断します。
Spark Adsは既存投稿の利用権限も確認する
Spark Ads(Pull)は投稿を広告に利用する形式です。公式仕様では動画形式はmp4・mov、動画尺に制限なしとされています。ただし、「投稿ならすべて無条件に配信できる」という意味ではありません。利用権限や広告としての審査、実際の作成画面で選択できる条件を確認してください。
投稿の連携・承認を進める際は、TikTokビジネスセンターとアカウントの連携方法も参考にしてください。外部クリエイターの動画を使う場合は、広告利用の期間、編集可否、音源の権利も整理しましょう。
画像広告とプロフィール画像は規定を分けて確認
Standard Carouselの画像仕様
| 項目 | 公式仕様・推奨 |
|---|---|
| 枚数 | 2〜35枚 |
| 形式 | JPG・JPEG・PNG |
| 容量 | 1枚100KB以下を推奨(上限という意味ではありません) |
| 解像度 | 横1200×628px/正方形640×640px/縦720×1280px |
| 音楽 | 必須。2秒以上のMP3。アップロードは最大10MB |
| 遷移先 | 全画像で一つのURLを使用 |
商品カタログを使うVSA CarouselはStandard Carouselとは条件が異なります。商品の画像ごとにリンクを変えたい場合も、通常のカルーセル設定でできると考えず、利用する形式の公式仕様を確認してください。TikTokの静止画・カルーセル広告の解説も合わせてご覧ください。
プロフィール画像の仕様
プロフィール画像は98×98pxの正方形、JPG・JPEG・PNG、50KB未満が基準です。切り抜きに備え、主要な要素は中央66×66pxに収めます。Non-Spark Adsでは未設定時にデフォルト画像、Spark Adsでは投稿アカウントの画像が使われます。
広告文の文字数・表示名・セーフゾーン
広告文の条件はフォーマットごとに確認します。Spark Ads(Pull)のキャプションは投稿から取得され、絵文字を含め最大4行表示。Non-Spark Adsではクリック可能なリンクや@・ハッシュタグに対応しない仕様が案内されています。全形式に一律の「日本語50文字」を当てはめず、入力欄の制限とプレビューを確認しましょう。
アカウント名の表示は日本語・中国語・韓国語で最大10文字、その他の言語で最大20文字の1行です。伝えたい名称が途中で切れていないかも確認してください。
セーフゾーンは縦横比、キャプションの長さ、追加する表示形式で変わります。固定の上下余白を全広告に使い回さず、公式ヘルプのセーフゾーンテンプレートを使い、字幕・ロゴ・商品名がボタンや広告文に重ならない位置に配置します。プレビューと実際の端末で見え方が異なる場合もあります。
TikTok広告の入稿前チェックリスト
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 広告形式 | Non-Spark、Spark、Standard Carouselなど対象を特定 |
| ファイル | 尺、縦横比、解像度、形式、容量を対象形式の仕様と照合 |
| 表示 | 字幕・ロゴ・商品名がUIに隠れないかを確認 |
| 文言 | 入力上限、表示名、禁止表現、リンク先との整合を確認 |
| 権利 | 動画・画像・音源・出演者の広告利用許諾を確認 |
| 誘導先 | スマートフォンで開けるか、商品や申込条件が一致するかを確認 |
| 計測 | 必要なイベント、URLパラメータ、フォームの動作を確認 |
| 最終確認 | プレビューと審査結果を確認し、修正時間も確保 |
ファイルの条件を満たすことと、広告審査に通ることは別です。表現や商材、リンク先についてはTikTok広告ポリシーも確認してください。非承認時は表示された理由を読み、該当箇所を修正して再確認します。
よくある入稿ミスと見直し方
古い仕様の「60秒まで」をそのまま使ってしまう
過去の資料の数値を全形式に当てはめず、今回使う広告形式の公式仕様を確認しましょう。社内の入稿シートにも、仕様を確認した日と参照元を残すと更新漏れを減らせます。
画像の容量を動画や別の配置と混同する
動画、カルーセル、プロフィール画像を一つの「画像・動画素材」欄で管理すると取り違えが起こります。素材の用途ごとにチェック欄を分け、推奨値と必須条件も区別してください。
規定を満たすのに見切れる・伝わらない
入稿可能な素材でも、字幕が小さい、説明が長い、商品名がUIに隠れると内容は伝わりにくくなります。技術的な条件の確認後に、視聴者がスマートフォンで理解できるかを点検しましょう。
まとめ|TikTok広告の入稿規定は形式ごとに確認する
TikTok広告の素材は、今回使う広告形式の公式仕様に沿って、サイズ・容量・長さなどを確認しましょう。入稿条件を満たした後も、スマートフォンでの見切れや文字の読みやすさを点検し、配信後の改善につなげることが大切です。
制作や運用を外注する際は、入稿だけでなく、動画の修正、審査対応、計測、配信後の改善まで含まれるかを確認します。TikTok広告代理店12社の比較と選び方では、見積もりを比較する項目を整理しています。
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